イラストレーターMSSのブログ

日常やイラスト・漫画、趣味のレトロゲームのお話など

シャイニング&ザ・ダクネス

だんだんネタもなくなってきた感もありますが、今週も何とか更新です。

 

「カッパのひとりごと~レトロゲーム日記~」

 

第9話 シャイニング&ザ・ダクネス 編

 

 

このゲーム、当時ドラクエ3と4に携わったスタッフ(天才プログラマー内藤寛氏)が作るRPGということで、「メガドラにもついにメジャータイトルが来る!」とメガドライバーの誰もが思ったことでしょう。

しかし蓋をあけてみれば、昔ながらの3DダンジョンRPGという肩透かし。

グラフィックは良かったものの移動できる場所も城、ダンジョン、町の3か所のみ。

ユーザーの期待値が高すぎたせいか、イマイチ評価も伸び悩みました。

 

今回プレイして思ったことは、3DダンジョンRPGってウィザードリィの時点でほぼシステム的には完成されていて、トラップや新しくやれることも限られているのかなと。

それでも、ウィザードリィに比べればかなり遊びやすくはなっています。

 

それと、主人公の素早さが遅く、敵の攻撃の後に主人公の番が回ってきます。

つまり、敵の攻撃を全部食らってから、ようやく攻撃できるようになってます。

これが、序盤の主人公ひとりの時はかなりつらいです。

しかし実はこれ、3人パーティになってもほぼ一緒で、マーリン、ビルボ、敵全部、主人公の順番で回るので、1ターン目のマーリンとビルボでどれだけ敵を倒せるかがキモになってきます。

ここがちょっとキツイところですね。ただ、マーリンも回復魔法を覚えるので、次のターンでマーリンとビルボ二人で一気に回復も出来るのは良いと思います。

 

あと、効果音がちょっといまひとつな気もしましたね。敵にダメージを与えた時など。

効果音ってアクション、シューティング以外でも大事だなと。

 

いろいろ書きましたが、決してつまらないわけではなく、ある意味で「ドラクエを3DダンジョンRPGにしたらこうなりました」というような感じかもしれません。3Dダンジョンという万人向けではない部分は残るドラクエ的な。

 

最後に、グラフィックは素晴らしく、キャラクターも魅力的です。

当時、このキャラクターデザインをされた玉木美考氏は19歳(だった記憶)で、天才が現れたと思いました!

実はカッパもこの方の画風に少なからず影響を受けています。

 

メガドライブFANという雑誌で「ドゥームブレイド」というオオカミ人間が主人公の漫画も描いておられました。

懐かし~!!